予備試験とか

社会復帰を目指しています。

メモ 迷惑防止条例の「卑わいな言動」

・目的規定で生活の平穏の保護をうたっている。

性的自由を保護法益とする強制わいせつ罪と法条競合という見解を示す自治体が多いが、罪質が異なるので観念的競合と解すべきとする見解もある*1

・「公共の場所又は公共の乗物において、」

強制わいせつ罪と違い、場所の限定がある。

・「(仮に加害者の言動を知ったならば)著しくしゆう恥させ、又は不安を覚えさせるような方法で、」

強制的要素(相手方の反抗を著しく困難にさせる程度)は不要。*2

・「卑わいな動作」

強制わいせつ罪にいう「わいせつな行為」を含む。最判H20.11.10刑集第62巻10号2853頁の事例があるように身体の接触は必要ない*3

・「卑わいな言語」

公然わいせつ罪にいう「わいせつな行為」については、言語による場合を含むか、含むとしてもわいせつ性を肯定できる事態が想定できるか議論がある*4ので、意義がある。

 

都道府県の条例を整理した文献として

合田悦三「いわゆる迷惑防止条例について」『小林充先生=佐藤文哉先生古稀祝賀刑事裁判論集(上)』520頁以下