予備試験とか

社会復帰を目指しています。

チラ読み感想『不法移民はいつ<不法>でなくなるのか』

Joseph Carens著(2010)・横濱竜也訳(2017)『不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか:滞在時間から滞在権へ』をチラ読みました。

法哲学者である訳者による長めの訳注がついています。

日本法でいえば法務大臣の在留特別許可(厳密にいえば裁判所の退令発布処分取消しも含め?)について、どのように考えるべきかが哲学的な視点から語られています。

ほとんど訳注しか読んでいないので訳注の感想になってしまうのですが、在留資格を法律で定めることができる根拠を自己統治に求められるか否かの議論や、不法滞在を適法にする制度の根拠を入国管理制度そもそもが正しくないことに求めるのか恩恵に求めるのかという議論、滞在時間が長くなるにつれて入国の際の事情が重要でなくなるのではないかという議論など興味深かったです。

ゼミの下調べでちょっと入管法の裁判例や評釈などを読んだことがある程度の私でも興味深く読めました。