予備試験とか

30歳までに弁護士になって岐阜帰還することを目指しています。地方自治、法と言語に興味があります。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Ⅰ-7

(1)(a) Xは、Zが過失によりO-157の付着した生のサラダを提供した行為により、Gが生命を侵害され、死亡までの医療費、生きていたら得られた逸失利益及び死亡する苦痛の損害が生じたことと損害額を主張立証して、Gから相続した損害賠償請求権を行使する。また…

Ⅰ-6

(1)(a) Xは、Yから2億円でロイド船級規格の試験・検査を受けて合格した乙を買ったことと、Yが代金を4億円に値上げすることを要求しており乙を市場から調達して引渡す債務の履行を確定的に拒絶する意思を示していると認められることと、これと因果関係のある…

Ⅰ-4

(1)(a)(ア) Xは、500万円で冷凍近江牛1トンを買ったことを主張立証して、Yに対して引渡しを請求する。代金額がいくらかは本件の争点ではないが、代金は売買契約の要素(民法555条)だから代金額も主張すべきである。なお、条件や期限は、停止条件であれば契約…

Ⅱ-3

(1) ブロックダイアグラムをつくって終わりの問題ですね。 (2) 民法194条に基づく代償請求の期待権及び代償の提供があるまでの使用収益権が侵害されたと主張して、不法行為に基づく損害賠償請求をする。期待権侵害の事例なので、侵害行為の悪性(故意)を指摘…

Ⅲ-1

(1)(a)(ア) XはYに対して、金銭消費貸借契約(民法587条)にもとづく貸金返還請求をする。 2005年2月8日、XがYに200万円交付したことに争いはない。また、Xの言い分によれば、2月7日に「200万円貸してくれないか」とYに頼まれ、Xが「200万円くらいなら貸してや…

Ⅰ-3

普通預金口座aの普通預金契約の当事者は、保険代理店Aと信用組合Yである。口座の名義が「X代理店A」とされているだけではXを本人とする代理人による顕名があったとは認められない。そうすると、預金債権甲の債権者は普通預金契約の当事者であるAであると解さ…

Ⅰ-2

(1)(a) XのYに対する甲の所有権に基づく物権的返還請求権。 ①甲のX所有。・甲所有権の登記名義人はYでありYの甲所有権が事実上推定されるが、Aに甲所有権の処分を授権したことはないから、事実上の推定が覆され、甲の登記の権利部で前主とされるXが真実の所…

Ⅰ-1

Yの担当者Aは、会社法14条により当然に本件売買契約の代理権を有する。民法101条1項により、法人Yの故意、重過失その他の主観は原則として担当者Aが判断基準となる。しかし、民法101条1項と2項(改正民法では3項)をあわせた全体の趣旨は、意思表示をすること…

Ⅱ-2

(1)(a) ①Xの甲土地所有 ・Xは甲土地所有権の登記名義人である。 ②甲土地をZ所有の乙建物により占拠している。 ①②により、物権的返還請求権として、Zに対して乙建物を収去して甲土地を明渡すことを求める。 Zは①に反論してして登記による事実上の推定を覆すこ…

Ⅱ-1

(1)(a) ①Xが所有権を取得するまでの所有権の来歴を主張立証する。 ・甲土地はもともとAが所有していた。 ・2003年7月7日A所有の甲土地をBが買い取る旨の契約を締結しこのときBに所有権が移転した(民法176条。そうでないとしても同日の引渡し又は所有権移転登…

潮見『民法(全)』を一通り読んだ

読みました。 例えば、砂山晃一「与信取引法」みずほホールディングスほか『金融法講義』で言及されているような判例はあまり言及されていないですが、そのおかげで読みやすいのかもしれません。 そろそろ民訴を頑張ります。

潮見『民法(全)』を買った

買いました。 この本がしている論点の取捨選択を信頼しつつ勉強していこうと思います。 ただ、記述がなかったり薄かったりする論点もけっこうあるので、『民法(全)』に記述がないことを『民法(全)』の関連する事項のページ数で検索できるようにまとめていこ…